Enjoy MTB！High☆Calories

2008イベントレポート
第6回　ハイ☆カロリーズCUP　in　草津国際スキー場

ハイレベルの巻

■　■　■

出張、赴任、免停、風邪、故障、当選、御不幸、人間ドック……

いろいろ都合あるのが大人ってもんですが、
それでも総勢12名、
山とチャリに魅せられたお調子者達が集まって、
今年もハイ☆カロカップを開催しました。


シーズンも終盤、このハイ☆カロカップが総仕上げ。
来シーズンまで悔いを残さないためにも、
老若男女まったなしガチバトル。


鉄人溝口の連覇なるのか。
あるいは若井ケイタの奪還なるか。
ハイ☆カロメンバーから悲願のタイトル獲得となるのか!?




＜1＞スタンディング


三年ぶりのこの競技。
少し趣を変えて、ひとりずつタイムを測定して、
勝敗を決めた。


ひとり目はインテンスリー溝口選手。
一番ベテランにして一番アグレッシブ。
そして嫁さん募集中のディフェンディングチャンピオンに
みんなの視線が集まる。

一瞬の静寂のなかチャンプの『ハイっ』の掛け声と共に計測開始！
そして瞬く間に足をつく鉄人！

……足？あれ？

いまのタイム１秒8。
みんながずっこけた。
ちっ溝口たいしたことねーな。


以後、年功序列に競技が進む。
そして次々に足をついていく。

ひくーいレベルでの争いのなか、
大方の予想通りにハイ★ニコ大臣選手が25秒。
大方の予想に反して私牛嶋が15秒で暫定2位。
そして若井選手が10秒。

実はこの競技を復活させた理由。
それは俺が得意で、慶太は苦手だからに他ならない．
ダテに六回も開催してないのだよ米津君！

これで二位確実と内心ほくそ笑むなか、
最終走者は笛木まな選手。
小学四年生。

彼女は小さな円の中を一輪車でクルクル回りだした。
目も回さず延々と回るまわる･･･
勢い余って線をはみ出してしまうまでのタイムは45秒！

・・・・・・・・ダントツの記録であった。


■ スタンディング　順位　■

＜2＞パイロンスラローム


パイロンを交互に抜けていくだけ。
ただそれだけなのに、毎年ドラマが生まれるこの競技。

今年は一番遠くのパイロンだけ、間隔を近づける演出がされた。
しかしこの演出がくせもので、
旋回がやりにくく、折り返しを焦るほど遠くまわってしまう結果に。

かくいう私も大きく旋回してしまいロスタイム。
気がつけばいつもの４人が決勝にコマを進めた。


例年どおり決勝はトーナメント。
まずは予選二位の溝口選手と予選四位の若井選手。
何年か前の決勝をみているかのよう。
結果は寸差で若井選手の勝ち。
しかし毎年DHiで決勝に残っている溝口選手は変態だ．


次に大倉選手と小野選手．
ここは若さ？で大倉選手が逃げ切る．
しかし今回はダウンヒルに重点をおいた小野選手も
純DHバイクのジェミニで戦ったのだから
大健闘といえるだろう．


そしていよいよ若井選手と大倉選手に絞られての決勝．
ともにFRバイクで女たらしと
似たようなスペックでの決勝戦は，
さすがに元Jライダーの意地なのか
トップ通過の大倉選手を2馬身ほど引き離して
若井選手に軍配があがった．


■　パイロンスラローム　順位　■

1	若井慶太	KAS	00:11.237
2	大倉聡明	ハイ★ニコチンズ	00:10.913
3	溝口克己	インテンスリー	00:11.144
4	小野俊樹	ハイ☆カロリーズ	00:11.433
5	米津雄介	ハイ★ニコチンズ	00:11.868
6	山崎智	ハイ☆カロリーズ	00:11.875
7	牛嶋潤	ハイ☆カロリーズ	00:12.105
8	高橋真	D-SPORTS	00:12.308
9	小笠原泰彬	フエキッズ	00:13.167
10	笛木一以	フエキッズ	00:13.170
11	杉山徹	ハイ☆カロリーズ	00:15.094
12	笛木まな	フエキッズ	00:17.440

＜3＞ダウンヒル


草津のダウンヒルコースは決して簡単ではない．
無理をしなければ，だれでも楽しく走れるコースではあるが，
ここに集まったオッチョコチョイ達は
遊びだからとか言いつつ当然本気モード．


4年ぶり2度目のダウンヒルとなった笛木パパ選手は
この日ために新調したバイクと
持ち前のフットサルガッツで練習からガンガン走っていたし，
人生初のダウンヒルが今日となった小笠原選手にいたっては，
練習から幾度転んだかワカランほど攻めまくり
膝，背中，キャンタマを痛めつつも
MTBにすっかり目覚めた様子であった．


もちろん常連選手達も負けていられない．


計測一番手のインテンスリー溝口選手は
愛馬DH-iで連覇を狙っての激走．
しかし途中チェーンがはずれ修復に手間取りタイムロスっ．
それでも43秒の好タイムを記録した．


3番手のハイ☆カロ小野選手は
白鳥で壊したリアショックの修理が間に合いジェミニで初の草津走行．
今期は例年よりも走る時間がなかったにも関わらず32秒台をマーク．
この時点で昨年のトップタイムを大幅に更新した．


そしてコソ練してきた私牛嶋が38秒．
左腕骨折から復帰戦となったハイ☆カロ山崎ペペヲが36秒で
4名を残してハイ☆カロがダウンヒルTOP3を独占！

残りの面子
すべて転んでしまいたまえ！

しかしそんなハイ☆カロメンバーの怨念もむなしく
ハイ★ニコ米津選手が29秒でゴール！

そして真打KAS若井選手は17秒という容赦ないタイムを叩きだし
ハイ☆カロリーズのDH上位独占の夢はサラリと消えた．


■　ダウンヒル　順位　■

1	若井慶太	KAS	02:17.44
2	米津雄介	ハイ★ニコチンズ	02:29.47
3	小野俊樹	ハイ☆カロリーズ	02:32.41
4	山崎智	ハイ☆カロリーズ	02:36.94
5	牛嶋潤	ハイ☆カロリーズ	02:38.35
6	溝口克己	インテンスリー	02:43.85
7	大倉聡明	ハイ★ニコチンズ	02:43.97
8	高橋真	D-SPORTS	02:44.84
9	杉山徹	ハイ☆カロリーズ	03:24.19
10	笛木一以	フエキッズ	04:06.63
11	小笠原泰彬	フエキッズ	コースアウト（04:00.40）

＜4＞さかのぼり決戦


最後の競技にしてダウンヒラーがもっとも苦手な競技がこれ．

のはずだが，
インテンスリーの溝口選手はi-ドライブとはいえ
おかしいくらいガシガシ登る．
おそらく根性のみで登っている．

以後誰も抜けず，
この競技を得意とする山崎選手はスタミナ切れ
若井選手もシフトミスで失速．
鉄人が鉄人らしいカタチで戦いを制した．


しかし
宇宙さん・・・・・・・


■　さかのぼり　順位　■

総合ではやはり若井慶太選手が強かった．
最近ダウンヒルから離れているにも関わらず，
そのポテンシャルの高さは健在でした．

そしてどの競技でもバランスのいい大倉選手と
ダウンヒルで抜群の負けず嫌いぷりを見せた米津選手の
タラシふたりの間に割って入ったのは
我らが小野選手．
スタンディングさえできればねぇ・・・・


振り返ると常連メンバーでかなりの接戦となりました．
どの競技も例年になく僅差で，
１ポイント，コンマ数秒の差で順位を決めましたが，
そのわずかな差を縮める為にも
また来期もみんなで自転車に乗りましょう．


今回も大きな怪我人もなく無事に開催できたこと，
賞品をお持ち寄りいただき、
寒空のなか拙い進行にお付き合いいただきました参加選手の皆様

そして
大人の遊びにご協力くださったご家族の皆様に
この場をお借りして厚く御礼申しあげます．


【レポート　うしし】


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